耳に残るリズムを奏でる某大手ドーナツ店
期間限定が出るたびに、行きもしないのに
新商品をチェックする。
店の前を歩けば、
呼ばれてもいないのに吸い込まれる某大手ドーナツ店
そしてそれに対抗し生まれた競合大手ドーナツ店
私は人生に一度だけドーナツを作ったことがある
正しくは「作ろうとしたことが、あ、る、」だ
そのドーナツ作りは成功せず
それ以来ドーナツは作るリストから姿を消した。
ドーナツを6つ作って、
それぞれの穴を組み合わせてまた1つを作る
銀型を外すと、ポロんと落ちてくるものがあった。
そう、私が初めて出会ったのは
「ドーナツの穴」である。
考えもしなかった。
出会うはずもなかった。
ドーナツは買うものだったから。
ここで予期せぬ問題が起きる。
そのドーナツの穴をドーナツとして食べるかということである。
考えずに口に放り込めば問題ない。
考える必要もない。
しかし、「ドーナツ」は「穴があいているもの」であって
消して球体ではなかったのだ。
その日の私は、「まあいいか」と口に放り込んだ。
それから10数年たったある日、店舗前の広告が目に止まる。
「ドーナツポップ テイクアウト」
ハッ‼️‼️ドーナツの穴‼️‼️
私が好きなのは、ココナツチョコレート🍩
そして靴がまた自然と吸い込まれていく。
いってらっしゃい。
はるめく。